現役で活躍している車両を営業線から引き込むのは国内初!
全53車両もの展示がある京都鉄道博物館

※この記事は7分くらいで読めます公開日:2016年04月17日
更新日:2016年07月29日

京都鉄道博物館の本館入り口

 京都鉄道博物館に展示されている車両は、何と53両!
500系新幹線や月光、雷鳥など、JR西日本を代表する車両をはじめ、重要文化財にも指定された小型の国産蒸気機関車など、歴史的に価値の高い車両もあります。
さらに、本館1階の奥にある車両工場では、実際の営業線と繋がっている引き込み線を活用して、現役で活躍している車両を臨時で展示することもあり、これは国内唯一で初の取り組みです。

吹き抜けの2階からも見られます

京都鉄道博物館の吹き抜けの2階

 京都鉄道博物館の本館1階は吹き抜け構造になっており、解放感のある造りとなっています。
本館1階に展示されている車両は、1階からだけではなく2階からもその全体像を見られるようになっています。

500系新幹線

エヴァ新幹線で有名な500系

 「この新幹線エヴァンゲリオンに似ている!」と思った人もいるのではないでしょうか?
営業運転として初めて時速300kmを実現した500系新幹線です。
『500 TYPE EVA』としても、新大阪から博多までの山陽新幹線区間で2015年11月から営業しています。

寝台列車の月光

 こちらは世界初となる寝台電車『月光』として新大阪と博多を結ぶ間を行き来したクハネ581型35号車です。
夜は寝台車、昼は寝台を解体して座席車として、座席車と寝台車の両方に使用できた便利な電車でしたが、座席と寝台を入れ替えるには極めて複雑な工程が必要だったそうです。

特急列車の雷鳥

 こちらは雷鳥として有名なクハ489です。
ボンネット型特急として、運転台が高い位置にあり、車体の特徴として前に思いっきり突き出た車両になっています。

重要文化財の量産小型国産蒸気機関

 1903年~4年にかけて製造された国産初の量産型機関車で、現存する最古の量産小型国産蒸気機関車です。
グランドオープン直前の2016年3月11日、JR西日本の所有車両としては初めて重要文化財(美術高原品)として指定されました。
記念写真を撮るには絶好のスポットでもあります。

車両を下から見られる『かさあげ展示』

下から見た列車

 高速貨物列車専用車として開発されたEF66形電気機関車とDD51形ディーゼル機関車の2両をかさ上げ展示しており、普段見ることのできない下からの角度から見られます。

真下から見た列車

下から見て見ると・・

 かさ上げ展示をしているEF66形電気機関車とDD51形ディーゼル機関車は、車両の下から見ることも出来ますので、これは鉄道博物館ならではですね。
モーターの位置もよく分かります。

1階には本物と同じ踏切も

博物館の中にある踏切

 本館1階には、本物と同じ踏切が設置されており、ボタンを押して踏切を作動させることが出来ます。
この踏切では遮断機が柔らかい素材で出来ていることや、非常停止ボタンがどこにあるのかなどを確認することが出来ます。

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