ニモでお馴染みの『クマノミ』

※この記事は10分くらいで読めます公開日:2014年11月15日
更新日:2015年01月25日

京都水族館のイルカショー

 Disneyの「ファインディング・ニモ」で一躍有名となったクマノミですが、京都水族館でも見ることが出来ます。
白い線がトレードマークの小さくカラフルな体で、一緒に暮らしているイソギンチャクの中に出たり入ったりするカワイイ姿は水族館の人気者です。
隣の水槽には、「SeaHorse(海馬)」と呼ばれる『タツノオトシゴ』もいますので、こちらもお見逃しなく!

【このページの目次】

クマノミがいる場所

イルカスタジアムのマップ

 クマノミは『大水槽2階』観覧場所の後ろと、すぐ近くの『海洋ゾーン さんごの海』の2ヶ所にいます。

※ マップをクリックでパンフレットのスキャン画像を表示

『ハマクマノミ』と『カクレクマノミ』

ハマクマノミとイソギンチャク

ハマクマノミ

 ハマクマノミは独立した小さな水槽で暮らしているため、水槽の前後左右、好きな角度から見られます。
水槽には、クマノミと共生するイソギンチャクもいます。
ちなみにこのハマクマノミ、意外にも強気&攻撃的な性格でダイバーに突っついて攻撃してくるのだとか。

ハマクマノミとイソギンチャク

 NHKの『ダーウィンが来た!』で4月に放送されていたクマノミ特集を子ども一緒に見て知ったのですが、クマノミは『雄性先熟』といって性別が変わる(性転換)のです。
1つのイソギンチャクの中で一番大きい個体がメスになり、次に大きいのはオスになります。メスが死ぬとオスが昇格して今後はメスになります。
なので、写真右の一番大きなハマクマノミはメスということですね(^^

 カクレクマノミは、ハマクマノミの水槽から少し離れたとこにある大きな水槽に、サンゴやイソギンチャク、他の熱帯魚たちと暮らしています。
時期によってはヒレをパタパタと使って、頑張って卵に新鮮な空気を届けている姿も見ることが出来ます。

サンゴとカクレクマノミの水槽
カクレクマノミ

 カクレクマノミの性格は名前の通り、イソギンチャクに隠れていることが多い、おとなしい性格のため、ダイバーにも人気らしいです(^^
ハマクマノミもいいですが、カクレクマノミはどこか余計に可愛らしい感じがしますね~

京都水族館のイルカショー

白い線の数で見分けよう

 ハマクマノミとカクレクマノミの最大の違いは体の白い縦線の本数です。
この写真のクマノミは白い線が1本ですよね。なので、ハマクマノミです。
「見分けなくても水槽にハマクマノミって書いてるやん!」っていうツッコミはやめて下さい・・

京都水族館のイルカショー

 こちらのクマノミは体に白い線が3本ですよね。なのでカクレクマノミになります。
ちなみに「ファインディング・ニモ」のニモは、実はカクレクマノミではないそうです(背びれの組織の数が違うのだとか)
当初ディズニーも間違っていたらしいので、既にほとんどの人が「カクレクマノミ=ニモ」という認識で定着してしまってますよね(^^;

ハマクマノミの赤ちゃん誕生!

ランスの広場

 こちらの写真は2014年12月のクリスマスに訪れた時の様子です。
ハマクマノミの水槽に人だかりが出来ていたので、近づいて見ると・・7月と9月に孵化したばかりのハマクマノミの稚魚が元気に泳いでいました(^^
あまりの可愛さに、お客さんのお姉さんがたに取り囲まれるほど、一躍人気者になっていました。

ハマクマノミの稚魚と大人の比較

体の大きさの違いを見てみよう

 左上の集団が生後3ヶ月の稚魚です、右上に1匹いるのが生後5か月になります。
下にいるのは、常にこの水槽にいるいつものハマクマノミで、体の大きさを比べてみると生後3ヶ月の稚魚は数㎝と、ミニチュアのように小さくてカワイイです。

ハマクマノミの稚魚

 クマノミはイソギンチャクと共生しているため、稚魚用の住処となるイソギンチャクも水槽の中います。
生後5か月になると3ヶ月の倍くらいの大きさに成長しているので、なかなか成長するのが早いですね。
この情報は2014年のクリスマスのものですので、2015年になるとどんどん成長していきそうです。

隣の水槽にいる『タツノオトシゴ』もお見逃しなく

擬態しているタツノオトシゴ

別名『ウミウマ』

 ハマクマノミの隣の水槽には『タツノオトシゴ』もいます。
別名『ウミウマ』(SeaHorse、海馬)と呼ばれるこの生きもの、頭が馬のような形をした魚なのです。
タツノオトシゴは体の色を周りの環境に合わせて変える(擬態)ため、写真のどこにいるか分かりますか!?

タツノオトシゴ

 アップで見るとこんなカワイイ魚なんです。
ちなみに養殖で生まれたタツノオトシゴは、初心者でも安心して飼育出来るそうで、家にタツノオトシゴがいたら、ずっと見てそうですね。
クマノミとタツノオトシゴは大水槽2階の観覧場所にいるのですが、周りに人が多いと気付かないこともあるので、ぜひお見逃しなく(^^

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