京都水族館の大水槽

※この記事は10分くらいで読めます公開日:2014年11月15日
更新日:2015年03月24日

京都水族館の大水槽

 京都水族館の大水槽は約500トンの巨大な水槽(標準的な小学校の25mプールと同じくらいの容量)の中に大小様々な生き物が悠々と泳いでおり、1階と2階の両方から見ることが出来ます。合計7ヶ所のビューポイントがあり、大人から子供まで幅広く楽しめる、京都水族館の最大の魅力の1つです。

【このページの目次】

大水槽の場所

京都水族館の地図

 大水槽はペンギンゾーン(1階)のすぐ横にあります。1階と2階に観覧場所がありますが、1階がメインとなっており、椅子もあります。(2階には椅子はありません)
 順序としては、1階のペンギン→1階の大水槽→2階のペンギン→2Fの大水槽になります。
※マップをクリックでパンフレットのスキャン画像を表示

京都の魚を中心に日本の海を再現

京都水族館の大水槽

 水深7メートルもある大水槽では、京都の魚を中心に日本の海を再現しています。
写真のビューポイント(大海原)は大水槽の中心になるため、エイやアオウミガメ、コブダイなど数多くの生きものたちが真ん中によってきて一番よく見えるポイントです。
普段は上の方にいるイワシたちもご飯の時間になると下に降りてきます。
大きな魚がイワシの群れに近づくと、一斉に逃げて形を変えたりと、色んな姿を見ることが出来ます。

デートにお勧めのビューポイント

大水槽のハーフチューブ型ビューポイント

静かでセルフ写真も撮れます

 大水槽の入り口すぐにあるハーフチューブと呼ばれるビューポイントは、写真のように小さいスペースですが、静かに見られるデートにお勧めの場所です(^^
また、湾曲したガラスのすぐ前にエイが来て口元がよく見えたり、とても迫力があるビューポイントです。

大水槽のハーフチューブ型ビューポイント

 また、大きな岩の周りにはウツボやクエ、キジハタやメバルなどが、自分の好きな場所を見つけて休んでいる光景が見られます。
さらに、この場所では壁の一部がミラーになっており、セルフで写真が撮れるようになっています。休みの日など、特に人が多い時は気付きにくいのですが、美しい大水槽を背景に記念撮影をするのにちょうど良い場所です。

竜宮城さながらの美しい世界

 一番広いビューポイント(大海原)で大水槽を見あげた様子です。ここでしか見られない、魚が海の底で寝ている様子や、リング状の美しいイワシの群れをまるで海底から見ているような感覚は、まるで竜宮城のように美しくて子どもから大人まで楽しめます。

京都水族館の大水槽(1階から)
京都水族館の大水槽(2階から)

 大水槽を2階から見ると、1階とは違った、少し引いた目線で全体を見ることができるので、上や奥の方で泳いでいる魚もよく見えるポイントです。
小さい子に人気のアオウミガメは、水槽の上の方にいることが多いため、ここが一番よく見えると思います。

アオウミガメ

大水槽の生きものたちの食事

 子ども達にも大人気のアオウミガメです。今(2014年10月現在)はダイエット中とのことですが、ダイバーを見つけるとエサをねだりに突進するらしいです(^^;
 確かにダイバーが水槽の中にいる時はずっとひっついているのを見かけます。凄く可愛いですね。

コブダイとウツボ

 コブダイと後ろにいるのがニセゴイシウツボです。コブダイの「フェニックス」はアサリを固い貝殻ごと食べていたこともあるようで、ゴリゴリという音がしていたそうで驚きです。
 ウツボはエサをあげる時にダイバーのふところに入ろうとしてくるらしいです。

生き物の食事についてのイラスト

壁に食事についてのイラストも

 大水槽の後ろの壁にエサについて詳しく書いていますので、ぜひじっくり見てみましょう。
知らないことばかりで面白いですし、色々と生きものについて知ると余計に可愛く感じます。

大水槽に潜って掃除するダイバー

 ちなみに大水槽は水深7メートルもあるので、上から餌をあげるだけでは下にいる魚に行き届かないため、ダイバーが潜ってエサあげています。
その時にご飯をあげながら健康状態もチェックします。
エサをあげるだけではなく、お客さんに綺麗に見てもらうための水槽の掃除も、大きな岩や水槽が大きかったりで、なかなか大変そうですね(^^;

1階の様々な仕掛けや2階のビューポイントも要チェック

大水槽の魚眼レンズ型ビューポイント

魚眼レンズや洞窟も!

 1階には魚の視点で大水槽を見ることが出来る魚眼レンズのビューポイントもあります。魚が水面から水上の景色を見ると、水の屈折率の関係で水上の景色が円形に見えるそうです。
 魚眼レンズと言えばサザンオールスターズの「エロティカ・セブン」を思い出す世代です。。

大水槽の洞窟型ビューポイント

 もう1つ魚眼レンズの横には洞窟をイメージしたビューポイントもあります。ここは昼間でも暗いので、夜行性のネコザメやドチザメといった小さなサメがいます。真ん中の子は放っておくとずっとこのサメを見ています。
 ちなみにここでは夜行性のサメだけではなく、他の魚が縄張り争いをした時に逃げてくる、退避場所にもなっています。

大水槽の天窓

天窓や2階にもビューポイントが

 大水槽入り口にある『天窓』というビューポイントで、天井にあるため最初は気づかずに素通りしてしまうこともあります(^^;
下から水槽の魚を見ることが出来て、エイが通ることもあります。
少し見えにくくなっているのは、この上はキャットウォークと呼ばれる大水槽のバックヤードがあり、水を流さないと魚がいない時は丸見えになるためです。

大水槽の洞窟型ビューポイント

 ここは2階にある『岩礁』というビューポイントで、大水槽の上の方にいるイワシが寄ってくるこもあり、天気が良い昼間などは陽の光が入ってイワシの群れがキラキラしているところを間近でみることが出来ます。
管理人が一番好きなビューポイントでもあります。

アオウミガメのラッキー

アオウミガメを間近で見るなら

 この2階のビューポイントの「岩礁」では夕方になるとアオウミガメの「ラッキー」が端っこで休んでいたりします。
小さなお子さんは凄く喜ぶと思うので、ぜひしばらく待ってみて下さい。

アオウミガメのラッキー

 写真のような感じで、本当に目の前まで近づいてくることもあります。
手を振ってくれているようにも見えますよね(^^

2階にいるクマノミやタツノオトシゴもお見逃しなく!

ハマクマノミ タツノオトシゴ

人が多いと気付きにくいことも

 2階の大水槽観覧場所には、クマノミやタツノオトシゴもいます。大水槽とは異なる、小さな50cm四方くらいの小さな水槽にいるため、休みの日など水槽の周りに人が多い時は、見えずに気づかないこともあります。私も3回目くらいで気づきました(^^;

熱帯魚

 その近くでは南の海にいる色鮮やかな魚が集まった『さんごの海』があります。
大水槽と繋がっているように見えるため、「どうやって熱帯魚だけここに集めているんだろう・・?」と思うのですが、実は奥にアクリルガラスがもう1枚挟んであるんですね~。
サンゴの海にいる綺麗な魚と、大水槽にいる日本の魚が一緒に見える、水族館ならではのビューポイントです。

大水槽の混み具合

京都水族館の大水槽の混雑(休日)

意外に人の流れが速い

 休日は特に人が多い京都水族館ですが、大水槽付近も人が多いです。でも、意外にもここは人の流れが速いため、少し待っていると椅子が空くこともあります。また、小さいお子さんはスイスイと人をかいくぐれるため、水槽のすぐ目の前で見られます(^^

京都水族館の大水槽の混雑(平日)

 休日なのに「今日は凄く空いてるな」と思う時があります。そんな時はよく考えるとイルカショーの始まる前だったりします。
 時間に余裕があれば、休日のイルカショーの前にゆっくり見るのもお勧めです。ちなみに左の写真は平日の様子で、こちらは時間に関係なく落ち着いて見ることが出来ます。ぜひ大水槽をじっくり楽しんでくださいね(^^

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