京都の里山に住む生きものたち

※この記事は5分くらいで読めます公開日:2015年01月31日
更新日:2015年01月31日

京都水族館の京の里山ゾーン

 京都水族館には京都の昔ながらの里山を再現した『京の里山ゾーン』があります。
「里山」と聞くと何となく田舎の感じがしますよね。
「里」とは人間の集落のことで、逆に「山」は自然です。
『里山』とは人里に近い、生活に結び付いて人間の影響を受けた生態系が存在する山や森ということになり、京都水族館の『京の里山ゾーン』では、街中にありながら水族館の中で四季を感じられる、どことなく懐かしい癒しの空間になっています。

【このページの目次】

京の里山ゾーンの場所

京都水族館の地図

 『京の里山ゾーン』は京都水族館の一番最後のゾーンになります。
※ マップをクリックでパンフレットのスキャン画像を表示

四季折々の里山の風景と生きものたち

京都水族館の田んぼ

水族館に田んぼ!?

 京の里山ゾーンの中央には棚田(傾斜地にある稲作地)があります。
2012年の開業から毎年田植えをされており、秋には収穫をされています。
写真は7月下旬の様子ですが、青々とした稲が育っているのが分かります。
街中の水族館に、まさかの田んぼ・・ですよね(^^;

夏の京都水族館の里山ゾーン

 夏には棚田の周りの小川で魚のオイカワを見ることが出来ます。
オスのオイカワは婚姻色と呼ばれる虹色の綺麗な体をしています。
他にも夏には太陽の光を浴びてどんどん成長した植物の茂みに、オンブバッタやカマキリ、キリギリスやカメムシなど、たくさんの生きものをみることが出来ます。

冬の京都水族館の里山ゾーン

冬には京野菜も育てます

 秋に稲刈りをした後は、畑を寝かせておくのではなく、京野菜を栽培されています。
昔、社会で習った「二毛作」ですね。
畑では九条ネギや聖護院大根、聖護院かぶなど、京野菜を代表する野菜が見られます。

京都水族館で作っている聖護院大根

 冬は植物の周囲をよく観察すると、ミノムシの幼虫などの冬越しの姿を見ることが出来ます。
また、木陰にはスズメもよくやってきます。
川や池にいる魚は開業当時に放流されたものですが、それ以外の昆虫や鳥などは外から自由に入ってきたものなんですね~。

秋の京都水族館の里山ゾーン

秋には紅葉も見えます

 植物が紅葉を始める秋になると、柿が美味しそうに色づきます。
稲が穂を付けるこの時期には、バッタやカメムシなどが見られます。
まさに四季折々で生きものの変化が感じられるゾーンとなっています。

池の中を覗いてみよう

京の里山ゾーンの池

何がいるかな!?

 屋根のある写真のところでは、池があります。
池の中を覗いてみると、たくさんの鯉を見ることが出来ます。

鯉

 鯉を覗いている長男(右)と次男(左)です。
次男子が鯉を指さして「あそこにいるよっ!」と長男に言っているようです。
末っ子はまだまだ小さいのでベビーカーでお休み中です。。

イルミネーションも

京都水族館のイルミネーション

期間限定で開催中

 2015年3月15日までは、京の里山ゾーンでもイルミネーションが実施されています。
イルミネーションの時間は平日、休日を問わずに人が少ないので、本当に静かで綺麗な空間になります。

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