京都水族館にいる擬態する生きものたち
※この記事は7分くらいで読めます公開日:2015年01月11日
更新日:2015年03月16日
京都水族館にはカラフルなサンゴや岩そっくりに擬態する魚たちや、擬態する物を服を着るかのように身に着けているカニなどが個別に展示されています。
どこにいるのか見つけるのも楽しいので、ぜひじっくり見て下さい(^^
【このページの目次】
擬態する生きものたちのいる場所
大人と子供の目線の高さにある12個の水槽
海洋ゾーンの入り口には、大人と子どもの目線の高さでそれぞれ小さな水槽が12個あり、この中にサンゴと擬態する生きものたちが一緒に暮らしています。
完璧に擬態している擬態のプロもいますので、そういった生きものたちを誰かと一緒に探してみるのも、かなり楽しいです。
サンゴを育てるには光のあて方や水流が重要ですが、小さい水槽ながらもそのへんが工夫されているところも一緒に見て下さいね(^^
写真で見つけてみよう!
コクチフサカサゴ
一番最初はこちらの『コクチフサカサゴ』です。
釣りでもよく釣れるカサゴの仲間ですね。ゆうも中学生の時に徳島でカレイ釣りの合間にカサゴをよく釣ったものです。
さて、どこにいるのでしょうか!?
今回はちょっと分かりやすい位置にいてくれました(^^;
写真右下にいるのがそうです。
色の擬態がかなり上手いですね。
オニダルマオコゼ
続いては小笠原諸島や沖縄周辺にいる『オニダルマオコゼ』です。
さてどこにいるのでしょうか!?
実物を見ても見つけにくいのですが、この写真で見つけられた人はかなりの上級者ですね・・
正解は画面右上のこの魚です。完全に岩と同化していますが、目でかろうじて分かります。
また、オニダルマオコゼが大きなあくびをすると一発で見つけられるようです(^^;
名前のとおり、強力な毒を持っているそうで、人が刺されると死ぬ至ることもあるほど危険な魚です。
カルイシガニ
続いては小さなカニの『カルシガニ』です。
水槽を上から見た写真ですが、これはかなり難しいです。体そのものが軽石のようなカニのため、周りの岩と見分けがつかないですね。
正解は写真右下でした。
このように真正面からみるとカニの形をしているのが分かります。
小笠原諸島や沖縄地方などのサンゴ礁や岩礁に生息しています。
サツマカサゴ
続いては『サツマカサゴ』です。この写真からではなかなか難しいところですが、よ~く見てみると分かります。
正解は写真左下でした。
このサツマカサゴも刺されると毒がありますが、濃厚なダシがでる美味しい魚だそうです。
ツマジロオコゼ
続いては『ツマジロオコゼ』です。体長10cmほどになる小さな魚です。砂の底にいて、あまり泳がないそうですが、この写真で見つけるのは至難の業です。
正解は写真の右端でした。
こちらの写真のように角度的に見やすい位置にいると、まだ分かりやすいです。(写真中央のオレンジ色の魚です)
ミミズクガニ
最後は『ミミズクガニ』です。
ホヤなどを体にまとい擬態するのですが、さすがにこの写真では全く分かりないですね(^^;
正解は写真中央のところです。
このように体に擬態するものを付けています。自分の体を変化させているのではなく、本物を体に身に着けているため、見つけるのはかなり難しいです。
カラフルに擬態する美しい魚
ボロカサゴとハダカオコゼ
擬態する生きものたちには、紫や赤色などカラフルに擬態する魚もいて、写真のこの魚は『ボロカサゴ』です。
サンゴなどのカラフルな色に擬態するこの魚は、ダイバーにも人気だそうです。
こちらは『ハダカオコゼ』です。
この魚も赤や紫などカラフルな擬態をします。さらに、波に揺られているように体をユラユラ動かすところも賢いところです。
写真では後ろのサンゴの黄色に擬態していると思われますが、綺麗ですね。
NHKの『ダーウィンが来た!』で擬態する色を間違ているハダカオコゼもいました(^^;
以上、京都水族館の擬態する生きものたちの紹介でした。実際には今回紹介した生きものたち以外にもいますので、ぜひ実物でどこにいるか見つけて下さい(^^